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社会

2019年1月29日

本島を横断するクロス・アイランド線、敷設場所が決定

コー・ブンワン運輸相は1月25日、シンガポールを横断する、全線地下鉄のクロス・アイランド線の建設場所を決定したと発表した。第1期は29キロ、12駅で、来年の着工、2029年の開通を予定している。

 

クロス・アイランド線はシンガポール8つ目のMRT(地下鉄・高架鉄道)で、東部と西部を結ぶ。

 

第1期は東部アビエーション・パーク駅と中央部ブライト・ヒル駅間で、インターチェンジ駅はブライト・ヒルを含め4つ。8両編成で運行する。当初は1日60万人、全面開通後は同100万人の乗客を見込んでいる。

 

コー氏は、南北線、東西線、東北線の利用者が分散されるため、現在利用者が感じている混雑は緩和されると述べた。

 

クロス・アイランド線は空軍基地があるパヤレバの地下を通る。基地は30年以降、順次移転の計画で、跡地には住宅や商業施設が建設される。

 

第1期工事で影響を受けるのは、アンモキオ第2工業団地のダイキンエアコン、ロヤンの日立化成など8不動産。敷地の一部が接収されるが、建物への影響はなく、移転は求められない。

 

第2、3期の詳細は発表されていないが、ブキティマ自然保護区の下を掘削する工事が含まれる見通しだ。

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