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社会

2019年1月7日

賃金などめぐる雇用紛争、オンラインで受理し調停

雇用に関する労使紛争の処理に当たる雇用賠償要求法廷(ECT)で1月7日からオンラインでの申請受け付けが開始された。話し合い、調停もオンラインで行うことが可能。

 

ECTが扱えるのは2万Sドル(約160万円)までの賃金をめぐる紛争で、組合が調停する紛争の場合は3万Sドル(約240万円)まで。

 

政府の電子サービスにアクセスするためのシングパス、あるいは企業パス(コープパス)を使い申請する。このいずれも利用できない者の場合、コミュニティー法廷システム(CJTS)を利用しアクセスする。

 

申請者は賃金支払い請求、書類提出、希望調停日、申請代金支払いなど、すべての手続きをオンラインで行うことができる。
和解案が提示されると、オンラインによる話し合いを経て友好的解決に至ることができ、裁判所を利用する必要がなくなる。

 

弁論日はショートメッセージや電子メールで申請者に通知される。交渉妥結に至らなかった場合、事案は非公開の準備手続きを経て公開弁論の場に進む。

 

ECTの開設は2017年4月で、これまでに申請された事案は1,700件弱。10件のうち7件は非公開の準備手続きの段階で解決している。

 

雇用紛争で最も多いのは賃金の全額もしくは一部未払いで、賠償請求の74%を占めた。

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