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経済

2019年1月5日

中古HDBフラットの12月の取引、前月より24%減少

中古公営住宅(HDBフラット)の昨年12月の売買戸数は1,434戸で、前月より24%減少した。12月は例年、休暇が多いため取引は低迷するが、それでも昨年は例年以上の大幅減だった。政府が昨年7月、融資規制の強化など市場鎮静化措置を導入して以降、5カ月連続の減少だ。

 

不動産サービス業、プロップネクス・リアルティーによると、鎮静化措置の導入で、状況はこれ以上悪化しないと購入予定者は判断。急いで中古住宅を購入する必要性を感じていないのが、取引低迷の理由だという。

 

中古HDBフラットの価格も下落傾向にある。12月の取引価格は前月比で0.3%下落。前年同月比では2.1%の下落になった。2013年に記録された過去最高との比較では14.3%の下落だ。

 

SRXプロパティーによれば、時価よりどれだけ高い価格で取引されているかの取引プレミアムは、全体ではマイナス2,000Sドル(約15万8,000円)だったが、4室のフラットはマイナス1,000Sドル(約7万9,000円)、5室のフラットはゼロだった。最も価格が低迷しているのは3室のフラットで、プレミアムはマイナス3,000S(約23万6,000円)ドルだった。

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