シンガポール、マンダリン・ホテルで食中毒事件、175人が不調訴え

マンダリン・オーチャード・ホテルで食中毒事件が発生し、少なくとも175人が吐き気、下痢など不調を訴えた。集団食中毒は過去1カ月で4件目。

先週土曜から今週月曜にかけ、グランド・ボールルームでのイベントに出席し、食事をした者が食中毒になり、9人が入院した。

シンガポール環境庁（NEA）はグランド・ボールルームの閉鎖と、宴会用キッチンの業務停止をホテルに命じた。ホテル内のほかの飲食施設では食中毒は報告されていない。

行われた行事の1つは結婚披露宴で、新郎と20年来の友人というマシュー・チョーさんは「2人には不運な出来事だった」と語った。

ホテルはボールルームの徹底清掃と消毒を求められた。キッチンは、全ての調理済み食品、解凍食品、傷みやすい食品を廃棄処分しなければならない。

最近の食中毒事件では、11月6日にディーパバリの祝いでスパイズのケーターリングによる料理を食べた81人が不調を訴え、1人が死亡。11月23日にはトゥン・ロク・ケーターリングの料理を食べた190人が中毒になった。その4日後にはキャンプ中の幼稚園児と教師の計131人がフードトークス・ケータラーの料理を食べ食中毒の症状を示した。