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経済

2018年12月6日

シンガポール、小型車のCOEが8年来の低値に、一段の下落も

新車購入権(COE)入札が12月5日実施され、Aカテゴリー(排気量1.6リットル以下で出力130馬力以下の乗用車)のCOEが2万3,568Sドル(約195万円)と、2010年3月以来の低値になった。新車需要の低迷を背景にある。

 

ほかのカテゴリーの4輪車のCOEもわずかながら値下がりした。Bカテゴリー(排気量1.6リットル以上か出力130馬力以上の乗用車)のCOEは前回より0.3%安い3万1,001Sドル(約256万円)、主に大型車の購入に利用されるオープンカテゴリーのCOEも0.3%安い3万851Sドルだった。商用車は1.8%安い2万7,009Sドル(約223万円)になった。

 

日産車ディーラー、タンチョン・モーターのロン・リム営業部長は「購入意欲が弱い。購入予定者は来年の経済見通しが不確かなのが気がかりだ」とコメントした。

 

BカテゴリーのCOEがわずかな値下がりにとどまったのは、インドネシアの相乗りサービス業者、ゴージェックのシンガポール参入が影響している。ゴージェックは車両を多数保有する戦略をとっていないが、提携業者は多数の車両を購入しなければならないからだ。これらの業者はBカテゴリーに属する、燃料効率の高いハイブリッド車を主に購入する。

 

リム氏は、現在の自動車価格がまだ高いと感じれば、COE価格はまだ下がるという。

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