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ダイキンがシンガポール参入50周年、スマート技術を重視

空調機器のダイキンがシンガポール参入50周年を迎えた。ダイキン・シンガポールのリウ・シャウジウン代表は現地紙との会見で、デジタル技術の発展を背景に、シンガポール政府はスマート社会の実現を目指しており、デジタル解決法・技術を活用した住宅が未来の生活の土台になるとの認識を示した。

 

ダイキン・シンガポールはエネルギー・資源効率の高い業務用、家庭用エアコンの導入で業界の先頭を走っており、エネルギー効率の優れたインバーターは他社が追随した。

 

業務用ではリモートモニタリングシステムを開発しており、予防的保守を実現している。機器不調の最大80%を予測できるため製品寿命を延ばし、保守経費を節約できるという。

 

住宅用では、スマートホーム技術を開発した。照明、カーテン、電子錠など家庭内の電化製品をつなぎ、制御する技術で、エネルギーの最適化を実現する。

 

ダイキン・シンガポールはビル内におけるエアコンの利用状況のデータを集積・活用し、エネルギー利用を最適化するための手法を開発中だ。

 

冷却材の使用では環境への付加が比較的軽いR32を家庭用エアコンに採用している。一般の冷却材より地球温暖化効果が70%少ないという。