2018年11月23日
金融サービス会社が好む拠点設置先、シンガポールは東京に次ぐ3位
銀行など金融サービスを提供する企業が選ぶ拠点設置先のランキングで香港が最高点だった。シンガポールは東京に次ぐ3位だった。
不動産サービスのコリアーズ・インターナショナルがアジア16都市について、社会経済の安定性、不動産など約60の項目を評価し順位付けした。
香港の得点は61%で、政治的安定、ビジネスのしやすさ、株式市場時価など富の要素、外国からの直接投資(FDI)、国境を超えた銀行サービスで高い評価を得た。賃金、オフィス賃貸料が高いため経費はかかるという。
シンガポールは55%の得点で、政治の安定、ビジネスのしやすさ、高品質のインフラ、強固な監督の枠組みが評価された。しかし銀行の規模で東京、香港に劣るという。
シンガポールは不動産では低評価だった。一等地のオフィスビルの延べ床面積が限られているためだ。香港のオフィス延べ床面積はシンガポールの3倍、東京は7.7倍。
東京は60.3%の評価だった。4位~6位は上海、ソウル、深センで、50%台の評価だった。以下は台北、北京、広州などで、50%以下の得点だった。