2018年11月8日
マレーシア、出国税導入で年7億リンギ超の収入に、 メイバンクIB予想
【ペタリンジャヤ】政府は空港を資産とする不動産投資信託(REIT)の設定と出国税の導入計画を発表したが、メイバンク・インベストメント・バンクは、年7億6,600万リンギ(約206億円)の出国税収入が見込めるとした。
国際空港から東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国に向かう乗客には20リンギ(約540円)、ほかの国への出国者には40リンギ(約1,080円)の税を課す方針だ。
REITがどのような構成になるか詳細は未発表だが、メイバンクは、空港運営のマレーシア・エアポーツ・ホールディングス(MAHB)に不利な内容にはならないとみている。政府との契約で保護条項があるからだ。
メイバンクは、出国税導入は格安航空のエアアジアに影響すると予想している。エアアジア利用者は料金に敏感なためだ。
REIT計画の発表を受けMAHB株価は下落し、アナリストもMAHB株の売りを推奨しているが、野村証券は買い推奨を維持した。
出典:ザ・スター、ザ・サン