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社会

2018年11月5日

シンガポール、健康的生活を一段と奨励、特別作業班を設置

シンガポール政府は、健康的生活を国民に奨励する、省庁横断型の特別作業班を設けた。糖尿病との闘いからさらに歩を進める。ガン・キムヨン保健相が世界糖尿病デーを記念した行事で発表した。

 

作業班の委員長はアムリン・アミン上級政務次官(保健担当)。来年1月から5月にかけ、どのように健康的生活スタイルを国民に促すかについて、一般市民から意見、アイデアを吸い上げるミーティングを開催する。

 

また国家開発省、社会・家族開発省など公的機関が実施している健康促進活動・計画の調整に当たる。

 

ガン保健相は「糖尿病との闘いでさらに健康を促進するための基盤ができた」と語った。政府が、予防を含めた糖尿病との闘いを発表したのは2016年で、より健全な飲食品の生産、販売を業者に働き掛け、活動的生活スタイルも奨励した。

 

現在、ホーカーを含め6,500余りの飲食施設が、健康に良いと考えられる料理をメニューに含めている。

 

ガン氏は、食事の改善、運動以外にも生活のあらゆる面で健康を配慮することが必要だと述べた。

 

行事を主催した「ダイアビーティス(糖尿病)シンガポール」のケビン・タン会長によれば、健康促進計画は複数の政府機関が推進しているため重複が多く、計画の調整が必要だという。

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