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経済

2018年11月2日

シンガポール、有線サービス、スターハブが19年6月で提供終了

通信2位のスターハブは、銅線を使った有料テレビとブロードバンドサービスの提供を、2019年6月30日をもって終了すると発表した。その後は全て、光ファイバーを利用したサービスにする。

 

通信最大手のシンガポール・テレコム(シングテル)も銅線を利用したADSL方式のブロードバンドサービスを終了すると発表している。ブロードバンドサービス利用者の98%は光ファイバー網を利用している。

 

スターハブの家庭向けブロードバンドサービスの加入者は47万人余り、有料テレビ加入者は43万8,000人。光ファイバー、有線利用者の内訳は不明だが、有線サービス利用者は個人加入者の50%以下と推測される。法人客は全て光ファイバーに移行している。

 

スターハブの顧客が光ファイバーを利用したサービスに乗り換える場合、費用は生じない。さらにスターハブは受像機の無料貸し出し、ルーターの無料提供も行い、継続加入を促す。

 

フィッチ・ソリューションズのアナリストによれば、スターハブの有線サービス加入者は新しい技術・商品に踏み込むのが遅い層で、ほかのインターネット接続業者に乗り換える可能性は低いという。

 

光ファイバーへの移行でスターハブはシングテルから有線敷設用施設を借りる必要がなくなるため、コスト削減になる。

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