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社会

2018年10月19日

シンガポールの百万長者、11%増の18万人に

クレディ・スイスは10月18日、主要国・地域における富に関する調査結果を公表した。シンガポールの成人1人当たり2018年中頃の財産は1年前と比べ5.3%多い28万3,000米ドル(約3,180万円)で、順位は9位だった。1位はスイスの53万240米ドル(約5,983万円)、2位は豪州の41万1,060米ドル(約4,619万円)。

 

シンガポールの成人の財産は2000年との比較では146%増加した。貯蓄の増加と資産価値の上昇が理由だ。負債は平均5万3,000米ドル(約595万円)で、総資産比で16%と、穏当な水準とみなせるという。

 

世帯財産の55%は金融資産だった。シンガポールの世帯財産の合計は1兆3,000億米ドル(約146兆1,100億円)で、この先5年間、年4.6%の増加が期待できるという。

 

財産が100万米ドル(約1億1,200万円)超の個人は11.2%増の18万3,737人。財産が5,000万米ドル(約56億2,000万円)超の超富裕層は約1,000人で、1.1%の増加だった。

 

世界の財産合計は4.6%増の317兆米ドルで、人口以上の増加率だった。成人1人当たり財産の中央値は6万3,100米ドル(717万円)。

 

世界の財産のうち米国人世帯の財産合計は98兆米ドル、中国は52兆ドル。中国、インドを含めたアジア太平洋地域の世帯財産は計114兆米ドル。日本、中国、豪州、韓国、台湾の百万長者は計880万人を数えた。

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