シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマレーシア、児童・青年雇用法の改定案を承認、罰則を強化

2018年10月18日

マレーシア、児童・青年雇用法の改定案を承認、罰則を強化

【クアラルンプール】下院は10月17日、児童・青年雇用法改定案を承認した。違反した者に対する罰則を強化した。

 

マレーシアは最低年齢に関する条約、および最悪の形態の児童労働に関する条約に加盟しているが、児童・青年雇用法の条項は同条約の原則に沿っていないと国際労働機関(ILO)から非難されていた。

 

法案趣旨説明でクラセガラン人的資源相は、児童、青年を労働上の差別、搾取から守るのが改定の目的だと述べた。

 

年齢15歳未満の者を雇用した、または児童、青年に危険な仕事をさせた、などの違反に対しては罰金を最高10万リンギに引き上げ、禁錮刑の期間も最長5年に増やした。

 

年齢15歳以上で18歳までが青年。機械操作、また危険な化学品がある、またはほこりっぽい環境での労働、極度の気温、騒音、振動のある場での作業が危険な労働とみなされる。

 

しかし青年が徒弟制度で監督者の下で働いている、あるいは職業訓練を受けている時は危険な作業に従事できる。

 

出典;ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ、ザ・サン

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