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経済

2018年10月10日

シンガポール、9月の中古コンドミニアム価格、2カ月連続で下落

土地権利のない集合住宅(コンドミニアム・アパート)の中古物件価格は9月、前月比0.2%下落した。下落は2カ月連続で、7月に住宅購入規制が強化されたのが響いた。7月までは12カ月連続で価格が上昇していた。それでも9月の中古物件価格は前年同月と比べれば、まだ10.8%高い。

 

地域別では、中心街とその外縁部の住宅価格は下落した一方、郊外住宅の価格はわずかに上昇した。

 

購入規制は取引戸数にも影響を及ぼした。不動産仲介SRXプロパティーのまとめによると、9月の中古集合住宅取引戸数は推定702戸で、前年同月の1,260戸を44.3%下回った。

 

オレンジティー・アンド・ティエは取引低迷の理由として、購入規制のほか、中元節に入ったこと、購入予定者と売却予定者の期待価格の開き、を挙げた。

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