KLのヒルトンホテル2軒、シンガポール企業がタイの不動産投信に転売

【ペタリンジャヤ】シンガポールのロイヤル・グループが8月、クアラルンプールのヒルトン・ガーデン・イン・ノース（旧シティテル・エキスプレス）とヒルトン・ガーデン・イン・サウス（旧ホテル・エンプレス）を計2億4,000万リンギ（約66億円）でタイ上場のストラテジック・ホスピタリティー・エクステンダブル・フリーハイルド・アンド・リースホールド不動産投資信託（SHREIT）に売却していたことが分かった。

購入して3年以内の転売で、ロイヤル・グループは6,500万リンギ（約17億8,500万円）の売却益を手にした。ホテルは計532室で、1室あたり約45万リンギ（約1,235万円）の取引だ。

不動産業者ラヒム・アンド・カンパニーのアン取締役は「リンギ安で外国人投資家はマレーシアへの投資がしやすい。国内企業は慎重で、これほどの高価格では購入しない」とコメントした。

ロイヤル・グループは2015年9月、ホテル・エンプレスを4,550万リンギ（約12億3,600万円）で、12月にシティテル・エキスプレスを3,700万リンギ（約10億1,600万円）で購入し、改装を施した。

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