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シンガポール、8月の工業生産高、3%増に減速

経済開発庁(EDB)の9月26日の発表によると、8月の製造業の生産高は前年同月比3.3%増に減速した。7月の生産高は同6.7%の増加だった。精密工学を除くすべての部門が減速した。

 

製造業の柱である電子部門の生産高は3.6%の増加にとどまった。OCBC銀行のエコノミストによると、電子部門は昨年の生産高が多かったこともあり、低成長は当分続く見通しだ。野村証券のエコノミストも、電子部門の景気循環は好景気だった2016年以降、低迷期に入っていると思われるとコメントした。

 

バイオメディカル部門の生産は4.2%増加した。薬品生産は増加したが、医療機器生産が減少した。精密工学部門の生産は5.6%増と前月より加速した。

 

化学部門の生産は5.7%増加。造船、リグなど海洋・オフショア業で受注が増加した結果、輸送エンジニアリング部門の生産は4.7%増加した。