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国際

2018年8月27日

KL・シンガポール高速鉄道、両国が延期で正式合意

シンガポールとマレーシア両国政府は、クアラルンプール・シンガポール高速鉄道(HSR)事業を延期することで正式に合意した。1~2年の延期になる見通しだ。

 

関係筋によると、シンガポールのコー・ブンワン運輸相とマレーシアのアズミン・アリ経済相が8月23日、クアラルンプールで会談した際、マレーシアからの延期要請にコー氏が同意の意向を表明した。今後は高官レベルで凍結の期間を協議することになるという。

 

HSRはマレーシア政府がナジブ政権時代に合意された。しかし5月のマレーシア総選挙で、マハティール・モハマド氏率いる野党連合が勝利し、首相に返り咲いたマハティール氏は、国家債務が巨額に上ることが判明したためHSR事業を取りやめたいと表明。後に、延期を希望すると態度を軟化させた。

 

マレーシア政府の試算によれば、HSRのマレーシア側負担は1,100億リンギ(約2兆9,700億円)。

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