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経済

2018年8月3日

ホテル4軒が法人客向け料金で談合、シンガポール競争委が仮決定

独占禁止を監視するシンガポール競争・消費者委員会(CCCS)はホテル4軒の所有者、運営者に競争法違反があったとの仮決定を下し、違反決定書案(PID)を送付した。送付から6週間、ホテル側は反論の機会を与えられる。

 

PIDを送付されたのは、カプリ・バイ・フレーザー・チャンギ・シティー・シンガポールを所有するフレーザーズ・グループ企業と運営者のフレーザーズ・ホスピタリティー、ビレッジ・ホテル・チャンギとビレッジ・ホテル・カトンを所有するファー・イースト・オーガニゼーション・センターとオーチャード・モール、および運営者、クラウンプラザチャンギエアポートホテルを所有するOUEグループと、運営者のインターコンチネンタル・ホテルズ。

 

CCCSによると、違反容疑の当事者は法人顧客向け料金に関する、慎重な取り扱いが必要な情報を交換し、競争を損ねた疑いがある。

 

カプリとビレッジ・ホテルの営業担当者は2014年から15年にかけ、また別個にカプリとクラウンプラザの営業担当者は話し合いを持ち、法人客に提供している割引料金、客から要請のあった割引額、それに対するホテルとしての回答に関する情報を交換したという。

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