シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマレーシア、今年のIPO件数は昨年以上も、調達資金は減少見通し

経済

2018年7月31日

マレーシア、今年のIPO件数は昨年以上も、調達資金は減少見通し

【クアラルンプール】ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)のタジュディン・アタン最高経営責任者は7月30日、第2四半期決算発表の席上、今年の新規株式公開(IPO)件数は昨年を上回るが、調達資金は昨年以下にとどまるとの見通しを示した。

 

6月末時点の今年のIPOは11件で、調達資金は計20億リンギ(約546億円)だった。昨年通年のIPOは13件で、調達資金は計210億リンギ(約5,740億円)。

 

証券発行者が総選挙の結果待ちの姿勢をとったこと、地政学上の不透明感、貿易摩擦が低迷の理由として考えられるという。

 

ブルサの第2四半期決算は、売上高が前年同期比1.5%減の1億4,056万リンギ(約38億円)、純利益が2.2%減の5,821万リンギ(約16億円)だった。

 

中間期の売上高は2%増の2億9,127万リンギ(約79億円)、純利益は5%増の1億2,200万リンギ(約33億円)になった。

 

先行きについてタジュディン氏は「政府の新政策、統治面の改革はマレーシア経済に対する投資家の信頼を強固にし、ブルサにも成長の機会がもたらされる」との楽観見通しを示した。

 

出典;ザ・サン、ザ・スター、ニュー・ストレーツ・タイムズ

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPマレーシア、今年のIPO件数は昨年以上も、調達資金は減少見通し