2018年6月22日
シンガポール、マイパブリックが携帯電話市場に本格参入、仮想網を利用
インターネット接続サービスのマイリパブリックが携帯電話市場に本格参入した。3種のプランでシェア5%(加入者20万人)を目指す。
同社は1カ月前、顧客向けに携帯電話サービスを開始したが、反応が良好だったことから、一般向けへの提供にも乗り出した。
加入プランは、月35Sドル(約2,837円、7ギガバイトのデータ利用)、55Sドル(約4,459円、同12ギガバイト)、85Sドル(約6,891円、同25ギガバイト)の3種。容量を超えても利用は可能だが、通信速度は遅くなる。追加料金を払えば高速での超過利用が可能。
マイリパブリックは2年前に実施された4社目の通信事業者入札で、豪州のTPGテレコムに敗れた。TPGは数カ月中にサービスを開始する予定だ。
マイリパブリックはスターハブから通信容量を借り、仮想網方式でサービスを提供する。設備投資は少なくて済むが、利益率は低い。
シンガポールではほかに、サークルズ・ライフ、ゼロワン、ゼロ・モバイルが既存の通信事業者から回線を借り仮想網方式で携帯電話サービスを提供している。