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社会

2018年6月1日

使い捨てプラスチック製品、シンガポールミレニアム・ホテルが使用削減

世界環境デーを6月5日に控え、ホンリョン・グループのミレニアム・ホテルズ・アンド・リゾート(MHR)は5月31日、経営する6ホテルで使い捨てプラスチック製品の使用を減らすと発表した。

 

オーチャード・ホテル、グランド・コプソーン・ウオーターフロント・ホテル、Ⅿホテル、コプソーン・キングズ・ホテルなどで、使い捨てストロー、食事用道具類、洗面用品容器、プラスチック袋の使用を1年かけすべてやめ、紙・木製品など環境への負荷が軽い代替品にする。

 

MHRのリー・リチャーズ東南アジア地域副社長は「プラスチック製品は便利だが、長い目で見て環境へ悪影響を及ぼす」と説明した。

 

国連環境計画によれば、全世界で毎年1,300万トン超のプラスチック廃棄物が海に流れ込み、これが原因で年に10万の海洋生物が死亡しているという。

 

ヒルトンも最近、アジア太平洋地域で経営する23のホテルにおいてプラスチックストローの使用取りやめを打ち出した。

 

微小プラスチックの海洋生物による摂取に関する研究結果も同日発表された。研究を行ったのはシンガポール国立大学熱帯海洋科学研究所のチームで、洗顔料や練り歯磨きに使うプラスチックビーズの千分の1以下の大きさの微小プラスチックを使用。

 

実験動物はフジツボで、幼生の時に摂取されたプラスチックは成熟しても体内に残っていた。成熟までの日数は7日。

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