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ファー・イーストがホランド・ロードで開発事業、積水ハウスも参加

不動産開発大手、ファー・イースト・オーガニゼーションが中核の企業連合がホランド・ロードの商業・住宅開発用地を落札した。連合体には積水ハウスが参加しており、複数のビルを建設する。

 

土地落札価格は12億1,300万Sドル(約966億5,000万円)で、開発後の床面積(1平方フィート)に換算すると1,888Sドル(約15万5,000円)になる。開発事業費は推定18億Sドル(約1,478億円)。ファー・イーストは最近の宅地取得競争で後れを取っていた。

 

開発用地はホランド・ビレッジの飲食街に近いという恵まれた立地。約6万平方メートルの床面積の開発が可能で、60%は住宅、残りはショッピング施設、オフィス用。

 

住宅ビルは33階建てと25階建て、計400室の販売用集合住宅と、10階建てサービスアパートを建設する。

 

ホランド・ビレッジは外国人が多数住む高級住宅街。入札に際し都市再開発庁(URA)は、開発コンセプトと応札額の2つの文書の提出を求め、まず開発コンセプトを審査した。ホランド・ビレッジの雰囲気に合った開発内容かを見るためだ。

 

コンセプト審査を通過したのは5チームで、このうち最高額を提示したファー・イーストが落札業者に選ばれた。

 

ファー・イーストが前回、10億Sドル(約821億円)超の土地を取得したのは2011年のポンゴル入札以来。この時も提携相手は積水ハウスで、大型開発事業を手掛けた。