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シンガポール、「賄賂・汚職が横行」との回答は10%、EY調査

コンサルタントのアーンスト・アンド・ヤング(EY)は賄賂・汚職に関する調査結果を公表した。意思決定に携わる55カ国の企業幹部2,550人に「贈収賄、汚職がビジネスに存在すると思うか」を聞いたもので、シンガポールでは10%(世界平均は38%)が、「賄賂・汚職は横行していると思う」と回答した。

 

「清廉潔白さを持ち合わせることは、経営幹部だけでなくすべての個人の責任」との回答率はシンガポールが38%、世界平均が22%。

 

しかし意図と実際の行動には差があるようで、「仕事を得る、あるいは失わないためには、賄賂を正当化する」との回答はシンガポールが28%と、世界平均の13%を上回った。

 

不正行為の管理について、「自分が所属する組織には不正行為を罰する明確な意思がある」との回答はシンガポールが52%と、世界平均の78%に届かなかった。

 

調査は昨年10月から今年1月にかけ実施。シンガポールからは50人が回答した。