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社会

2018年5月3日

シンガポール、PMD利用規制の施行で当局、集中取り締まりを実施

陸運庁(LTA)は5月2日、活動的モービリティー法の施行に合わせ、北部イシュン・アベニュー2とアベニュー7の交差点で、報道関係者が見守るなか、集中取り締まりを行った。法を後ろ盾とした執行のため規定違反の電動スクーターを没収するなど厳格な姿勢で臨む方針を行動で示した。

 

同法では、一人乗り個人移動機器(PMD)、自転車、電動アシスト自転車の乗り入れが認められる道路の種類、最高速度、機器の重量、横幅を規定しており、違反には罰金か禁錮刑、またはその両方が科せられる。

 

制限速度は歩道での利用が時速15キロ、サイクリング道路・シェア道路が25キロで、LTAの執行官は速度を測定できるスピードガンを携行している。スピードガンは1キロ先の対象物を測定でき、動画記録機能もある。

 

同日は2時間にわたる取り締まりで重量超過のPMD8台を没収した。許容重量は20キロ。

 

これ以前、PMDなどの無謀操作に対しLTA執行官は注意書の発行で済ませてきたが、LTAモービリティー執行部のウィリー・スー部長は「5月1日以降、違法行為には罰金を科すことがわれわれに認められた」と語った。

 

主さ37キロの電動スクーターを没収されたウォンさんは「今後はバスで通勤するしかない」と語った。

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