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経済

2018年4月18日

シンガポール・チャンギ空港T5開発プロジェクト、建築コンサルタントを任命

チャンギ国際空港グループ(CAG)は4月13日、同空港ターミナル5(T5)の建築設計とエンジニアリングなどを委託する3チームからなるマスター・ビルディング・コンサルタントを任命した。

 

建築デザインサービスを担うのは、世界有数の建築会社KPF Pte Ltd。これまでシンガポールの都市開発に大きく貢献してきたHeatherwick StudioとArchitects 61 Private Limitedと提携してサービスを提供する。また、エンジニアリングはArup Singapore Private Limited、Mott MacDonald Singapore Pte Limited、Surbana Jurong Consultants Pte Ltd、商業用スペースの設計はDP Architects Pte Ltdに委託し、3チームでメインターミナルビル、サテライトターミナルビル、地上交通センター、プライマリーランドサイドロードウェイの設計及びコンサルティングサービスを行う。

 

また、T5関連の陸上および飛行場整備を委託する民間コンサルタントも任命した。委託されたのはArup Singapore Private Limited、Mott MacDonald Singapore Pte Limited、Surbana Jurong Consultants Pte Ltd、Changi Airport Planners and Engineers Pte Ltdで、各社はT5建物以外の陸側および空域における誘導路、航空機駐車場、道路および排水システム、T5建物への電力、水道、ガス、燃料および電気通信などのユーティリティ接続を含むインフラ設計のコンサルティングサービスを提供する。

 

CAG空港開発担当上級副社長であるのYam Kum Weng氏は、「チャンギ空港の需要は年々増加すると予測されている。T5を1つの統合ターミナルとして開発することで、乗客の旅行体験を新しいレベルに引き上げるだろう」とコメントした。

 

T5プロジェクトは、チャンギイースト(Changi East)開発プロジェクトの一部であり、3つの滑走路システムとともに、その他の航空輸送および地上輸送インフラ整備も含む。同プロジェクトが完成すると、チャンギ空港は旅客輸送能力が年間5,000万人増加するとともに、航空機も100機を追加できる。

 

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