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社会

2018年4月17日

シンガポール南洋理工大学、キャンパスで自動運転のシャトルバス運行へ

南洋理工大学(NTU)は4月16日、運転手のいない自律運転のシャトルバスを運行する契約を、オランダ企業の「トゥーゲットゼア」とSMRTサービシズと交わした。寄宿舎とキャンパス中心部との間の500メートルを走行する。

 

1回に運べる乗客数は24人で、最高時速は40キロ。1日300人を輸送する。SMRTサービシズはSMRTの業務・保守部門で、2016年、自律運転車両をシンガポールに持ち込むためトゥーゲットゼアと合弁会社を設けた。

 

2017年11月から2つの寄宿舎間で試験運行が行われ、安全性が確認された。NTUはいずれキャンパス全域を走らせる計画で、またNTUに隣接するクリーンテク・パークとの間も走行させたいとしている。

 

バスにはカメラ、レーザー光を用いたレーダー、超音波センサーが搭載されており、歩行者など障害物を回避する。道路に埋め込まれた磁石がナビの役割を果たす。

 

NTUのスブラ・スレシュ学長は、自律運転バスはシンガポールの公共輸送機関の一部になり得ると指摘。NTUキャンパスは試験実施場所として有用だと述べた。

 

自律運転バスは、交通機関運賃の支払いができるモバイル財布を開発中のモービリティー・エックスのアプリに組み入れられる。

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