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2018年2月28日

財政破たんはない、政務債務はGDP比5.4%に=ナジブ首相

【クアラルンプール】ナジブ・ラザク首相は2月22日、予算に関する国民との対話イベントの質疑応答で国家負債について、マレーシア経済は正しい方向に向かっており、国の財政が破たんすることはないと述べた。

 

 政府債務は対国内総生産(GDP)比で50.4%に縮小したと強調した。

 

 最近複数のエコノミストが、マレーシアの負債が増えているため利払い負担が重くのしかかると懸念を表明していた。

 

 マレーシアの外貨建て長期ソブリン債の格付けはシングルAで、シンガポールなどトリプルAの国より金利が高くなるため、利払い負担を減らすのが困難になるという。

 

 ナジブ首相は「マレーシアはA格付けの国だ。破たんするならまず、格付けがBの国だ。マレーシアは失業率、物価上昇率とも低く、経済は堅調で、世界貿易機関(WTO)など国際機関から高い評価を受けている」と述べた。外貨準備高も多く、懸念は不要だという。

 

出典:ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信、マレーシアン・インサイト、マレー・メイル

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