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政治

2018年2月21日

シンガポール、17年度の巨額予算黒字、外為変動による収入増が主因

2017年度(17年4月~18年3月)の予算黒字は96億1千万Sドル(約7,807億円)と、当初見込み(約19億Sドル(約1,544億円))を大幅に上回る、過去30年で最高の額になったが、為替相場変動が貢献していた。

 

 黒字が多かったのは法定機関の剰余金が46億Sドル(約3,738億円)と予想を大きく上回ったためで、その多くをシンガポール金融管理庁(MAS=中央銀行)が占めた。

 

 MASから国庫への寄与はこれ以前の6年間なく、17年度は例外的。ヘン・スイーキアット財務相の説明によると、MASは準備金を海外で外国通貨に投資しており、相場変動で利益を上げたという。

 

 予算黒字のうち20億Sドル(約1,625億円)は印紙税によるもので、住宅市況の回復という政府の想定外の事態が理由。

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