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経済

2018年2月13日

先進国入りには構造改革が必要、国際競争力が低下

【クアラルンプール】香港を拠点に資産運用会社バリュー・パートナーズ・グループの会長として20年余り経営の一線で活躍するペナン出身のチア・チェンヒエ氏は、マレーシアは潜在性が豊富な国だが、先進国になるには構造改革が必要との見解を示した。

 

マレーシアは国際競争力を失いつつあり、中所得国に甘んじている可能性がある。中流にとどまりたくないのであれば構造改革が必要だという。

 

起業家とみなされる優秀な人材が100万人余り、海外に流出していることについて、マレーシアへの帰国・就労、投資を奨励することが重要との認識を示した。

 

チア氏は公務員の多さも問題点として取り上げ「歳出の30%は公務員給与に充当されている。被雇用者の16.5%は公務員で、異常な多さだ」と述べた。

 

公務員の解雇は現実的対応ではないため、新規雇用を凍結し、余剰人員を、当人が必要とされるポストに配転するのが望ましいという。

 

出典:ザ・スター

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