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経済

2018年1月26日

シンガポール、コンドミニアムの一括売却、成功率は低下もブームは去らず

コンドミニアム、あるいは商工業ビルの区分所有権保有者が、建物・土地権利をまとめて売却する一括売却の熱が冷めない。1月第4週は既に4件の一括売却物件が売り出された。直近はトー・タック・ロードのコンドミニアム「グッドラック・ガーデン」で、最低売却価格は5億5,000万Sドル(約459億円)。

 

商業ビルでは、ゴールデン・マイル・コンプレックス、ゴールデン・ウオール・センター、シェントン・ハウスが売り出されている。

 

不動産開発業者は土地取得に積極的で、区分所有権者は所有権を購入した時の価格を大幅に上回る価格での売却が見込めると、一括売却を試みる。区分所有権者の80%が売却に合意すると、一括売却に乗り出せる。

 

昨年成立した一括売却は27件で、計87億Sドル(約7,261億円)の取引だった。前年は3件、10億Sドル(約835億円)。今年は住宅2件、9億4,360万Sドル(約788億円)の取引が既に成立している。

 

しかし売り手の希望売却価格と買い手側の希望購入価格に差がありすぎ、売買が成立しない物件も最近は増えている。

 

比較的新しい物件も売り出されている。オフィス・小売り施設のゴールデン・ウオール・センターは築36年。近く売り出される見通しのアンモキオのコンドミニアム「ファー・ホライゾン・ガーデンズ」は築35年だ。

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