シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP今年の経済成長率、MIERは5.4%を予想

経済

2018年1月25日

今年の経済成長率、MIERは5.4%を予想

【クアラルンプール】シンクタンクのマレーシア経済研究所(MIER)は、今年の国内総生産(GDP)は5.4%の増加が見込めるとの予想を示した。内需が経済をけん引するという。

 

経済見通しに関する記者会見でザカリア・アブドル専務理事は「外需は引き続き堅調が予想される。マレーシアの輸出入は増加するが、顕著に増加した昨年の反動で伸びは鈍化する」と語った。

 

MIERは昨年のGDP増加率の推測値を5.6%と、以前の予測より0.8ポイント上方修正した。昨年第1ー第3四半期の増加率は前年同期比5.6ー6.2%で、いずれも予想以上だった。第4四半期は5%以下と推測されるという。

 

ザカリア氏は経済成長のリスク要因として、予想外の金利の強気引き上げ、中国経済の大幅減速の可能性、総選挙を挙げた。

 

昨年の消費者物価指数(CPI)上昇率は推定3.8%で、今年は3.5%が予想されるという。昨年の失業率は推定3.5%で、今年の予想は3.4%。
 

出典:ニュー・ストレーツ・タイムズ、ベルナマ通信、エッジ

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP今年の経済成長率、MIERは5.4%を予想