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社会

2017年12月6日

少量の電力で工業廃水を再生、NUSのチームが技術を開発

シンガポール国立大学(NUS)のチームが工業廃水をリサイクルする、少量の電力を用いた新手法を開発した。不純物を最大99%除去でき、スラッジなど2次廃棄物を生成しないのが特徴だ。

 

 チームリーダーは土木・環境工学部のオリビエ・ルフェーブル助教授で、処理が困難な、少量の廃水を出す企業に適した技術だという。

 

 電気化学の原理を利用しており、処理に際し化学品を添加しないため、再生水は循環利用が可能だ。

 

 昨年の廃水再生・再利用の世界市場規模は122億米ドル(約1兆3,736億2,000万円)で、年13%のペースで拡大を続け、2021年には220億米ドル(約2兆4,770億3,000万円)になると予想されている。ルフェーブル氏は、企業が大量の有毒廃水を排出している中国が重要市場になるとみている。

 

 試作品の製作費用は3,000~5,000Sドル(約250,000~420,000円)。6時間で10リットルの廃水を浄化できる。必要な電力は6ボルトで、太陽光発電の利用を計画している。また太陽光自体も浄化に利用する。
 ルフェーブル氏は「電気化学は未来の技術として有力だ。長期的に持続可能な環境を作る力がある」と語った。

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