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社会

2017年12月1日

保健省が診療費の指針を策定へ、医師会も歓迎

医療費の増加を抑制するため、保健省は妥当と考えられる診察費を策定・公表することを決めた。来年初頭、独立した委員会を設け作業に当たらせる。

 

ガン・キムヨン保健相によると、委員は診療費の実態を調べ、妥当と思われる基準料金をはじき出す。基準料金は定期的に見直す。シンガポール医師会(SMA)のウォン・ティエンホワ会長は「診察費の指針は医師にも患者側にも有用というのが会としての立場だ」と歓迎の意向を表明した。

 

SMAは1987年に診療費ガイドを公表したが、2007年4月に撤回した。医療サービスを提供する医師自らが「妥当」な料金を提示しているため、競争法に反するとみなされたためだ。保健省は医師から独立しているため、競争法違反にならないという。

 

しかし保健省が一方的に決めるのではなく、開業医らの意見を聞く指針であるため、医師に順守義務はないが、料金設定の目安として役立つと考えられるという。

 

国民医療保険のメディシールド・ライフに参加している生命保険会社は指針策定を歓迎している。最近、保険金請求が増大しているからで、特に医療費全額が保険から支払われるプランに加入している患者が、民間医療機関にかかった時の請求額が多い。

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