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政治

2017年11月3日

シンガポール、薬剤耐性問題で全国行動計画を開始、抗生物質多用に警鐘

ラム・ピンミン保健担当上級閣外相は1日、薬剤耐性に関する全国戦略的行動計画を開始すると発表した。薬剤耐性は抗生物質の多用、乱用などにより病原菌が薬剤への抵抗力をつけることで、抗菌剤が効かなくなる。

 

この問題に政府全体で取り組むため、政府は1月「ワン・ヘルス」との名称の作業グループを設けた。

 

公衆衛生指導者の集まりでラム閣外相は「抗菌剤が発見され、市場で販売されても、耐性を持つ病原菌がすぐ現れる」と語った。

 

行動計画では、一般市民向け、農業者向け、産業界向けの具体的指針をまとめた。薬剤耐性に対する意識を高めてもらい、耐性菌の出現を抑制する。

 

市民向けには、抗生物質はインフルエンザには効かない、とのメッセージを発信する。手洗いを励行する。また病気予防に重点を置く目的でワクチン接種を奨励する。政府は最近、成人向けワクチン接種奨励計画を開始した。家畜の飼料に含まれる抗生物質が食肉に残存する可能性への留意を農業関係者に求める。

 

香港大学の福田敬二教授は集まりでの講演で、新たな抗生物質が最近開発されず、有効な抗生物質がますます少なくなっているのが現状だと語った。

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