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政治

2017年9月15日

ハリマ・ヤコブ氏が大統領に宣誓就任「能力主義を体現」

〈シンガポール〉
マレー人のハリマ・ヤコブ前国会議長が9月14日午後6時15分、イスタナ(大統領府・首相府所在地)で第8代大統領に宣誓就任した。マレー人の大統領は47年ぶり。リー・シェンロン首相とサンダレシュ・メノン首席大臣が宣誓に立ち会った。マレー人初の大統領はユソフ・ビン・イサーク氏で、3期目の途中の1970年、60歳で死去した。

 

大統領は国のシンボルと、歴代政権が蓄積した準備金の管理人の役割を果たす。過去の政権が蓄積した準備金の使用を今の政府が希望する場合、大統領の同意が必要で、大統領は顧問委員会の意見を聞き、独立した判断を示す。

 

宣誓就任後の祝意表明でリー首相は「準備金管理の役割が適切に機能するよう、大統領には政府との緊密な連携が必要で、過去の大統領と私が構築したのと同様の関係を構築したい」と述べた。

 

今回の大統領選では立候補者をマレー人に限定する憲法条項の発動に対する不満があった。ハリマ新大統領は「特定民族に候補者を限定しない選挙を望む国民の存在を認識している。すべての民族から自然に、大統領が選ばれる日を私も楽しみにしている」と語った。

 

ハリマ氏は8歳の時に父親を亡くしており、母の仕事を手伝いながら学び、公職に就き、国家元首まで上り詰めるという、シンガポール「能力主義」の体現者となった。

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