シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP車両がらみの労働災害、削減のための解決策研究に助成

政治

2017年9月4日

車両がらみの労働災害、削減のための解決策研究に助成

〈シンガポール〉
人材開発省は9月3日、車両がらみの業務上の事故を減らすための技術、解決法の研究を助成する基金(200万Sドル、約1億6,000万円)を設定したと発表した。危険な運転、死角、運転手の疲労などが原因の、勤務中の深刻な自動車事故の原因を解消する解決法の研究を奨励する。研究を手掛ける企業や研究機関に対し費用の最大70%を助成する。

 

自動車がからんだ業務上の事故は、2013年から昨年までの間に発生した職場における死亡事故の最大の原因で、82人が死亡した。事故の半数強は建築現場など仕事場、残りは公道で発生した。人材省は11月に提案を受け付ける。結果発表は来年3月。

 

リー・シェンロン首相も同日、職場における安全・衛生に関する世界会議の開幕式で、技術の利用を通じたより安全な職場作りを企業に促した。運輸、物流業では既に、運転手の癖を追跡・監視し、運転手が居眠りをすると警報装置が動作し、座席が振動するといった技術を導入している会社がある。同会議は3年に1回の開催で、東南アジアでの開催は初めて。

 

人材省は、職場安全向上計画を導入する余裕のない中小企業への配慮も示した。月内に北部ウッドランズに職場安全・衛生センターを設け、零細企業の相談に乗り、職場での安全を高めるための支援を行う。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP車両がらみの労働災害、削減のための解決策研究に助成