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政治

2017年8月21日

「国は訴訟好き」との投稿、首相の甥と法務長官院との争いに

〈シンガポール〉

リー・シェンロン首相と、妹のリー・ウェイリン氏、弟のリー・シェンヤン氏との争いが、シェンヤン氏の息子、リー・シェンウー氏に飛び火し、法務長官院との争いに発展した。

 

発端はリー兄弟の争いが国会で議論されて間もない7月15日にウェイリン氏が行ったフェイスブックへの投稿で、「シンガポール政府は訴訟好きで、裁判システムは融通が利く。外国メディアはかつて訴訟でたたかれた経験から、おびえて自己規制している」と書き込んだ。

 

これに対し法務長官院は、司法に対する事実無根の攻撃であるとして、法廷侮辱の疑いで訴訟手続きの開始許可を高等裁判所に申請。一方で、投稿文の削除と謝罪をウェイリン氏に求め、8月4日までに削除し、署名入り謝罪文を発表すれば訴訟を取り下げると通知した。

 

ウェイリン氏は投稿文を書き直したが削除は拒否。全体の脈絡から判断すれば法廷侮辱に当たらないと主張した。18日配信された、米国におけるロイター通信との会見でウェイリン氏は、法廷侮辱で留置される恐れがあるためシンガポールを予定より早く出国したと語った。

 

同氏はハーバード大学の特別研究員で、友人の誕生日祝いに出るためシンガポールに帰国していた。しかし身の危険があるとの複数の友人の忠告に従い、予定を早め米国に戻ったという。

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