2017年7月11日
自動車売れ行き、7月以降改善の見通し=MIDFリサーチ
〈ペタリンジャヤ〉
政府系金融機関MIDFの調査部門は、自動車販売は7月以降改善するとの見通しを示した。自動車ローン認可が安定していること、ニューモデル投入、リンギ上昇が要因だ。
リンギは米ドル、円に対し上昇しており、輸入コストが下がるため、米ドル建て、円建てで車両・部品を輸入しているメーカーにはプラスだ。国民車以外の自動車メーカーの場合、輸入部品は車体コストの25~35%を占めている。
リンギ高の恩恵を受けるとMIDFリサーチが予想しているのは、マツダ車代理店のベルマツ・オート、トヨタ車などを販売するUMWホールディングス、日産自動車代理店のタンチョン・モーター・ホールディングス。
ニューモデルが投入されるのは、マツダのCX-5、3列7人乗りのCX-9、トヨタの4モデルで、国民車のプロドゥアも新型マイヴィを年内に投入する可能性がある。マレーシア自動車協会(MAA)によれば、1~5月の自動車販売台数は前年比7%増の23万4,186台。