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国際

2017年6月12日

シドニー総合郵便局ビル、シンガポール社への売却に批判

〈シンガポール〉
豪州国営郵政のオーストアリア・ポストが、19世紀の建造物である総合郵便局(GPO)ビルをシンガポールの不動産大手ファー・イースト・オーガニゼーションと同香港子会社のサイノ・グループのチームに売却することを決めたことについて、シドニーの遺産的建造物が外国企業の手に渡ることに反発する声が挙がっている。

 

建物は1874年の建設で、ニューサウスウェールズ州(NSW)シドニーの中心街にある。売却価格は推定1億5,000万豪ドル(124億7,000万円)。GPO売却に反対を表明したのはムーア・シドニー市長、ナショナル・トラストNSW支部長のルーカス氏ら。市長は、ビルは貴重な建造物であり国が所有すべきとしており、売却ではなく長期リースが望ましいとの意見だ。ナショナル・トラストは歴史的建造物の保護を目的とする英のボランティア団体。

 

GPOビルはファー・イーストとサイノ・グループに賃貸されており、一部は既に両社のチームに売却されている。今回の売却は外国投資委員会の承認を取り付けているが、環境省傘下のコモンウエルス・ヘリテージの承認も必要だ。ファー・イーストとサイノはシンガポールで、歴史的建造物である総合郵便局をフラートン・ホテルに改修した実績がある。

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