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経済

2017年5月30日

大学新卒者の希望初任給、経済減速を反映し低下

〈シンガポール〉
大学新卒者の希望初任給が低下している。就職が難しくなっていることが背景にある。希望職種では銀行、エネルギー産業がランクを下げ、一方で新興企業に関心を持つ新卒者が増えている。

 

南洋理工大学(NTU)最終学年生のエドガー・リムさんは「国内経済は最盛期を過ぎ、先輩から仕事探しの難しさを聞くと、賃金への期待も現実的にならざるを得ない」と語った。

 

オンライン求人・求職サイト、ジョブズセントラルによると、新卒者の希望初任給は月2,000~3,499Sドル(約16~28万円)で、2013年、2014年の3,000~3,999Sドル(約24~32万円)を下回った。

 

サム・ン代表は「エネルギー、製造、金融サービス業の業績が落ち込み、経済全体の減速をもたらした。この結果、ほとんどの雇用者が経常支出を引き締めており、賃金を引き下げている」とコメントした。

 

シンガポール国立大学、NTU、シンガポール経営大学の新卒者のうち、卒業後6ヵ月以内に正社員の職を得た者の割合は、2015年の卒業生が83.1%だったのに対し、2016年は80.2%に低下した。

 

人気職種ランキングを見ると、銀行、エネルギー関連の人気が落ちており、一方でハイリスクとみなされたスタートアップの人気が高まっている。求人数では情報通技術(ICT)分野が増えた。

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