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金融

2017年5月13日

豪ナショナル銀行のアジア小口・資産運用部門、OCBCが買収へ

〈シンガポール〉
OCBC(華僑銀行)は、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)のシンガポールと香港における小口および資産運用部門を買収すると発表した。アジアで域外の銀行が小口・資産運用業務を行う場合、地場行より経費が掛かるため、最近は豪州の銀行によるアジア小口市場からの撤退が目立っている。

 

同行は昨年11月、英バークレイズ銀行のシンガポールと香港における資産・投資運用部門を2億米ドル(約230億円)強で買収しており、地場最大手のDBS銀行も、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のアジアにおける小口・資産運用部門を1億Sドル(約81億円)強で買収することで合意している。

 

OCBCは17億米ドル(約1,940億円)相当の貸付債権を引き継ぐ。多くは住宅ローンで、物件の半分強はシドニー、メルボルン、ブリスベーンなど豪州主要都市にある。客は裕福な層が多い。さらに30億5,000万米ドル(約3,480億円)の預金残高も引き継ぐ。買収を通じ、シンガポールで7,000人、香港で4,000人の客を獲得することになる。

 

貸付債権は4%程度増加するにとどまるが、チン最高執行責任者(COO)は「住宅ローンをこれだけ積み上げるのは、通常なら多くの時間と金がかかる」と買収の利点を強調した。

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