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金融

2016年11月30日

金融機関に対する苦情、29%増の1,162件

〈シンガポール〉

金融機関に対する苦情が増加している。金融機関と消費者との間で発生した紛争を調停する金融業紛争解決センター(Fidrec)が昨年5月~今年6月に取り扱った苦情は前年比29%増の1,162件だった。

 

内訳は、銀行・ファイナンス会社に対する苦情が48%増の442件、生命保険会社への苦情が31%増の434件、損保への苦情が7%増の218件だった。金融仲立ち人・保険ブローカーに対する苦情は41件、資本市場サービス業者への苦情は27件だった。

 

苦情の内容を見ると、銀行、ファイナンス会社、生保、金融仲立ち人・保険ブローカーに対しては、不適切なアドバイス、不実表示、情報開示に関する苦情が最も多い。損保では損害賠償額をめぐる苦情が多い。解決に至った紛争は1,021件で、713件は仲裁により解決し、308件は裁判所判断に委ねられた。このうち53件で賠償額が決定した。6月末時点で未解決の苦情は480件。

 

Fidrecのン・ウィージン最高責任者によれば、同センターに持ち込まれたのは当事者間で解決できなかった紛争で、実際の紛争は統計より多い。シンガポール消費者協会(Case)は、消費者、企業教育に役立てるため、紛争の内容や解決までの手続き、仲裁内容を、個人名と社名を伏せ公開すべきとしている。

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