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社会

2016年11月22日

イスラム教への子どもの改宗強制を抑止、改正案を上程

〈クアラルンプール〉

アザリナ・オスマン首相府相は11月21日、両親の一方がイスラム教に改宗した場合の、子ども(未成年者)のイスラムへの改宗に関する結婚・離婚法改定案を下院に提出した。改正案は来年の会期で論議される。

 

同案では、民事法に従い結婚した夫婦の一方がイスラム教に改宗した場合、その者は一方的に子どもをイスラム教に改宗させることはできない。子どもは改宗前の宗教の信徒のまま、18歳になった時点で子どもは自らの意志で宗教を選択できる。

 

しかし両親がイスラム教への改宗に同意した場合、18歳未満での改宗が認められる。結婚時に夫婦の宗教が異なっていた場合、子どもは夫婦どちらかの宗教を選択できる。夫婦が結婚の解消を望んだ場合、離婚訴訟は民事法廷でのみ起こせる。

 

イスラム教に改宗した夫による子どものイスラム教への一方的改宗を不服として、ヒンドゥー教徒の妻が提訴した事件が、ここ数年間起きていることが法改正の背景にある。仏教、キリスト教、ヒンドゥー教、シク教、道教関係者で構成される諮問委員会は改正案を歓迎している。

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