シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP10月の非石油地場輸出は12%減、景気後退の可能性も

経済

2016年11月21日

10月の非石油地場輸出は12%減、景気後退の可能性も

〈シンガポール〉
10月の非石油地場輸出(NODX=石油輸出、再輸出を除く輸出)は123億Sドル(約9,600億円)で、前年同月比12%の減少だった。今年のNODXは10ヵ月のうち7ヵ月でマイナスだった。これで上半期のNODXは前年同期比4.5%の減少になった。

 

IEは通年のNODXを3~4%減と予想しているが、10月の統計を受け大華銀行(UOB)のエコノミストは、通年予想を2.5%減から4.1%減に下方修正した。上位10市場のうち、台湾、香港、韓国向け以外はすべて減少した。対欧州連合(EU)は29%、対日は20%、対インドネシアは13%、それぞれ減少した。対中は16ヵ月連続の減少だった。

 

NODXのうち電子機器輸出は6%の減少。集積回路(IC)、ディスクドライブ、通信機器が減少した。電子機器以外の輸出は15%減で、薬品輸出が47%減少したのが響いた。薬品輸出は変動が大きいため、今回の大幅減は一時的現象の可能性もある。

 

オーストラリア・ニュージーランド銀行のエコノミストは、NODXの低迷が続けば10~12月期の景気は後退する可能性があるとの見通しを示した。総貿易金額は前月比1.4%減の703億Sドル(約5兆5,000億円)。製造業の先行きを示す中間財輸入は50億Sドル(約3,900億円)で、前月より8億Sドル(約620億円)増加した。

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