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経済

2016年11月17日

ブロックチェーン技術を試験導入、三菱東京UFJなど外銀も参加

〈シンガポール〉

シンガポール金融管理庁(MAS)のラビ・メノン総裁は11月16日、初のフィンテック(ITを駆使した金融技術)に関する会議で、銀行間取引において「ブロックチェーン技術」を試験導入すると発表した。ブロックチェーン技術とはインターネット上の仮想通貨の根幹をなす技術で、導入によりシステムの手間を省きコスト削減につなげる。

 

ブロックチェーン運用には地場3大銀行のほか、三菱東京UFJ銀行、JPモルガンなど外銀5行とシンガポール取引所(SGX)が参加する。

 

銀行は担保として現金をMASに預け、MAS発行のデジタル通貨を受け取る。銀行間取引でMASを通じて支払い指示を出すという現行システムの手間を省き、参加銀行が直接、デジタル通貨をやり取りする。

 

OCBC銀行は既に、マレーシア法人を含む子会社との取引でこの技術を利用している。MASは外貨取引でも試験運用する意向で、他国の中央銀行に参加を働きかける。

 

ほかにも複数の新技術を試験採用するとしており、別のプロジェクトでは、MASが政府データベースに蓄積されている市民の個人情報を金融機関に提供する。情報には身分証明書番号、住所が含まれており、申請書式に記入する際に利用する。また、オンラインでの買い物を好む人が増加しているため、保険会社に全保険商品のオンライン販売を認める方針だ。

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