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経済

2016年11月17日

油田開発のスイスコが大幅赤字、裁判所管理を申請へ

〈シンガポール〉

リグ(油井掘削装置)など油田開発関連装置のリース業者、スイスコ・ホールディングスは11月15日、第3四半期決算は大幅赤字に転落したと発表した。保有するリグ、船舶の借り手がなく、遊休資産と化しているためで、1億8,100万米ドル(約195億1,300万円)の減損処理を行った。

 

売上高は前年同期比63.5%減の380万米ドル(約4億1,200万円)で、リグ賃貸部門からの収入はゼロだった。純損益は2億9,600万米ドル(約320億8,900万円)の赤字。リース代の回収もできておらず、受取勘定に対し引当金を計上した。

 

1~9月の純損益は約3億米ドル(約325億2,200万円)の赤字だった。前年同期は4,600万米ドル(約50億円)の黒字だった。

 

負債は2億9,160万米ドル(約316億1,200万円)、資産は2億6,250万米ドル(約284億5,700万円)で、2,910万米ドル(約31億5,500万円)の債務超過に陥っている。事業体として継続できないため、同社は裁判所管理を申請する。

 

当初は負債組み替えを計画したが、債権者が拒否したため裁判所管理に変更した。スイスコは7つの銀行から計2億5,500万Sドル(約195億5,600万円)を借り入れている。最大の債権者は大華銀行(UOB)で、DBS銀行がこれに続く。スイスコは18年に満期を迎える社債(1億Sドル、約76億6,900万円)も発行している。

 

原油価格の急落で掘削など石油上流部門が低迷し、シンガポール上場企業のうち既に油田関連の2社が裁判所管理を申請している。

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