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経済

2016年11月17日

銀行間金利が0.91%まで上昇、年末の予想は1.25%

〈シンガポール〉

シンガポール(S)ドル安による流動性のひっ迫を受け国内金利が上昇している。

 

住宅ローンの基準である3ヵ月物シンガポール銀行間金利(SIBOR)は11月14日の0.78%に対し15日は0.91%になった。同金利は7月以降、0.87%前後で推移していた。企業への貸付金利の基準とされる3ヵ月物スワップレートは11日の0.78%から14日には0.89%に上昇した。過去2カ月間は0.7%前後で推移していた。

 

一方、Sドルは米大統領選でトランプ氏が勝利し、米国第一主義を採用するとの懸念から、9日との比較で2.2%下がり、1米ドル=約1.42Sドル(約108.9円)になった。OCBC銀行のエコノミスト、セレナ・リン氏は金利上昇を「トランプ大統領という現実、米財務証券の利回り上昇に対する、やや遅め反応」とコメントした。

 

10年物米財務証券の利回りは2.3%と1月以来の高水準になった。一方で米国の債券投資家はこの先2年間、高インフレを予想している。トランプ次期大統領はインフラ投資の意向を表明しており、歳出拡大によるインフレ高進の可能性が指摘されている。こうした状況を受け、連邦公開市場委員会(FOMC)は12月に利上げを決める可能性がある。

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