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社会

2016年11月14日

電波干渉によるMRTの度重なる運行遅延、中国製車両に問題

〈シンガポール〉
MRT(地下鉄・高架鉄道)サークル線でたびたび起きた、運行遅延のきっかけとなった電波干渉の原因が分かった。

 

車両を納入した仏アルストムの調査でもわからなかった原因を突き止めたのは国防科学技術庁(DSTA)などで、中国製の客車46タイプ(PV46)から出ていた「誤った信号」が干渉を起こしていた。問題の車両は昨年7月に導入されていた。

 

こうした「誤った信号」をPV46の近くにいる車両(対向軌道の車両を含む)が感知すると、車両と信号システムとの無線通信が断続的に途切れる。このため車両は向かっている方向が分からなくなり、緊急ブレーキが作動する結果になったという。

 

こうしたトラブルは8月28日から9月2日の間に200回、11月2日から6日の間に100回起きており、車両が2時間トンネル内で動けなくなることもあった。

 

最初は携帯電話の無線電波が原因と疑われたが「シロ」だった。車両の更新記録を調べたDSTAと政府技術庁の技術者が、ほとんど全ての事故がPV46の近くで起きていることを突き止めた。

 

陸運庁(LTA)は、国防技術研究のDSOナショナル・ラボラトリーズ、高周波用高性能測定器メーカーの独ローデ・シュワルツの技術者の協力も得て再現実験も行った。現在、SMRTとアルストムは問題点の把握に取り組んでおり、ハードウェアの調査を実施する予定だ。

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