シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP米大統領にトランプ氏、予想が外れた投資家はリスク資産を処分

金融

2016年11月10日

米大統領にトランプ氏、予想が外れた投資家はリスク資産を処分

〈シンガポール〉

11月8日に行われた米大統領選挙で、大方の予想を覆しドナルド・トランプ氏が第45代大統領に決まった。トランプ氏は自国優先主義を掲げており、議会では両院とも共和党が過半数を制することが決まった。これを受け、投資家はリスク資産を処分し、安全資産に資金を逃避させた。シンガポール市場では11月9日、ストレーツ・タイムス指数が一時2.1%下落したが、その後徐々に持ち直し、1.08%の下落で取引を終えた。日経225指数は5.36%の下落だった。

 

トランプ氏は貿易面で中国やメキシコに高関税を課す意向を表明しているが、豪州ウエストパック銀行は「中国はサービス主導型の経済に向かいつつあり内需を刺激できるので、米国への輸出が減少してもある程度の埋め合わせは可能」との分析を示した。JPモルガン・アセット・マネジメントのエコノミストによれば、トランプ氏はインフラ整備を表明しており、財政出動重視の政策にシフトする可能性が高い。

 

トランプ氏は、安い外国製品の輸入が米国民の雇用を脅かしていると主張しており、政権運営で自国第一主義をとれば、メキシコ、カナダ、およびシンガポールを含むアジアの多くの国が影響を受ける見通しだ。オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミストは、環太平洋経済連携協定(TPP)も近い将来、実現する可能性は低いとした。

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