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経済

2016年11月11日

来年の実質賃金上昇率は2.9%、ECA予想

〈シンガポール〉

人材あっせんのECAインターナショナルによると、シンガポールでは来年、平均4%の賃上げが期待でき、物価上昇率(推定1.1%)を勘案した実質では2.9%の上昇になるという。今年の実質賃金上昇率は4.3%。

 

ECAは国内大手企業、72ヵ国の多国籍企業など260社の賃金計画を調査した。シンガポールを除くアジア太平洋地域の実質賃金上昇率予想は2.6%。マレーシアの実質賃金上昇率予想は今年の3.1%に対し来年は2%。伸び率の鈍化は、物価上昇率が今年を上回る見通しのためだ。

 

ECAのリー・スアン氏は「マレーシアでは低い失業率を背景に賃上げ圧力が引き続きかかっているが、シンガポールの人件費の方が高いため、投資家はシンガポールの競争相手国に移転したがる」とコメントした。

 

実質で域内最高の賃上げ率になると予想されるのはベトナムで5.4%。世界では2番目の高さだ。香港の賃上げ率は名目で4%の予想だが、物価上昇を勘案すると1.4%になる。スアン氏によると、中国経済の減速が需要減と域内貿易の縮小をもたらしており、シンガポールなどに影響が出ているという。

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