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経済

2016年9月22日

産学共同でビル検査ロボットを開発、商業生産も

〈シンガポール〉
建物の欠陥を検査する自律型ロボットが公開された。人間の身長くらいの、トローリーのような外観のロボットで、人間より早く正確に建物を検査できる。考案したのは南洋理工大学(NTU)の研究者で、工業団地開発・運営のJTCと新興企業のCtrlワークスが共同で開発した。愛称はクイカボット。

 

クイカボットはレーザーで対象物をスキャンし欠陥を発見する。床が水平かを調べる傾斜計、壁面や床面のひびや割れを調べるカメラ、床・壁内部に空洞がないかを調べる赤外線カメラも内蔵している。

 

2人の検査官で1日かかる作業の場合、検査官1人とクイカボットのチームなら半日で済む。2時間の充電で36時間の稼働が可能で、検査官がノートパソコンでロボットをコントロールする。スキャンしたデータはデータベースにアップロードし、規制を満たしているか照合する。

 

クイカボットは工業施設など広い場所での使用に適しており、来年初頭にJTCが建設した工業ビルで試験運用する。実地使用は初。製作費は検査官1人の年収程度で、開発に際し国家研究財団が資金支援を行った。JTCは、来年末の商業生産開始を検討している。

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